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健康教室【脳梗塞】

脳梗塞とは、血栓ができることによって血管が詰まってしまい、酸素が行き渡らなくなるために起こります。細胞が正常に機能するためには栄養も必要ですが、もっとも重要なのは酸素になります。酸素が不足してしまうと細胞は壊死してしまうために、局部的に機能が失われてしまって脳梗塞となってしまうのです。
 
脳梗塞の直接的な原因は、脳の血液の流れが血栓によって詰まってしまうということです。血管が詰まってしまうと、血液が流れなくなってしまうため、栄養はもちろん脳の生命線とも言える酸素が不足してしまいます。この状態が続くと、脳細胞が壊死してしまい、手足の麻痺が起こったり言語障害がでたり、最悪の場合は死に至ります。
 
脳梗塞の症状
・急に手の力が抜けて、持っているものをぽろりと落とす。力はあるのに立てない、歩けない。あるいは歩くとき片足を引きずるようになる(片まひ)
・片方の手足がしびれる(感覚障害)
・呂律が回らない(構音障害)
・食べ物、飲み物をうまく飲み込めない。(嚥下障害)
・物が二重にみえる(複視)
・片方にあるものに気がつかずぶつかってしまう(視野障害:同名半盲)
・片方の目にカーテンがかかったように一時的にみえなくなる(一過性黒内障)
・めまいがしてまっすぐに歩けない(小脳失調)
・相手のいうことをよく理解できない。思っていることが言葉で出てこない(失語症)
・思うように字などを書きにくい(高次脳機能障害)
このような症状が一時的(多くは数分~1時間以内)におきて、その後はもとに戻ってしまう場合もあります。これは一過性脳虚血発作(TIA)とよばれ、本格的な脳梗塞の「前ぶれ」であることが多いため、もとに戻ったからと安心せず、早急に医療機関を受診する必要があります。

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