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大原学区自主防災会、大原自治連合会と協定書締結 “災害時の「緊急一時避難場所」に施設提供”

3月28日(水)京都大原記念病院グループ(以下、グループ)と地元大原自治連合会(以下、連合会)・自主防災会(以下、防災会)とが風水害等の災害時に施設を緊急一時避難場所提供する協定を結びました。

 

左京区の山間に位置する大原学区は南北に長い地域です。学区内の避難所である京都大原学院が北に位置し、特に南側の住民にとっては避難に困難性が高いことから連合会、防災会から申し出を受け、左京消防署、左京区役所など行政機関の仲立ちのもと、今回の協定締結・調印にいたりました。

風水害が発生またはその恐れがある場合、避難勧告・避難指示が発表された時から解除されるまで、戸寺町・花尻町・井出町・野村町の住民に介護老人保健施設 おおはら雅の郷特別養護老人ホーム 大原ホームを緊急一時避難場所として提供する内容です。

 

調印式の出席者からは以下のような言葉が寄せられました。

「締結は非常に喜ばしい。あくまで基本は自分たちが防災に努めるうえで協力を得たものという認識でがんばっていこうと思います。」(田家正雄・大原自治連合会 会長)

 

「今回の締結で固い絆が結ばれたことは、非常に意味のあること。ここからより有効なものとなるよう発展に努めてもらいたい。」(渡辺隆司・京都市左京消防署 予防課長)

 

「大原では土砂災害警戒区域に75ケ所が該当し、昨年の台風時期には13回も避難情報が発表された。地域連携を深め、さらに安全な地域を目指してほしい。」(多田吉宏・京都市左京区役所 副区長)

 

「災害など緊急の場合には、当院としても地元地域住民の方にできる限りのことをしたい。今後もしっかり連携していくことができればと思う。」(垣田清人・京都大原記念病院 院長)

 

近年の風水害や土砂災害の発生状況は、ゲリラ豪雨に象徴されるように、いつでもどこでも発生の危険があります。平穏な時期にこのような協力体制を築くことが万一の場合に有効な防災手段となることを信じて、参加者一同防災への思いを新たにして、調印式を終了しました。

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