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健康教室【上肢の自主トレーニング】

上肢とは、肩甲骨・肩・肘・手指を全部ひっくるめて上肢と言います。それぞれ骨の形状が異なり、動かせる方向が違います。例えば肩関節。右の図のように肩関節は骨頭が丸い為、肩はぐるぐる回す事ができます。しかし、肘関節は骨が丸くない為、関節を回す事はできず肘の曲げ伸ばししか行えません。まずは、肩関節や肘関節など動ける方向に最大限大きく動かしてあげる事で、十分な自主トレーニング(ストレッチ)となります。
 
例で挙げると、両手でバンザイを挙げられる所まで大きく動かすのを10回するだけで、肩の筋肉は柔らかくなり十分な肩の運動・ストレッチになります。血行も良くなり、身体も暖かくなります。肩コリの解消になります。1日10回でもいいので毎日続ける事、継続する事が自主トレで大切になるのではないでしょうか?

自主トレーニングについて
上肢の自主トレは何をしたらいいの?と悩まれている方、ぜひ棒体操を実施してみてください。(※麻痺の方は肩の痛みを伴う可能性もある為控えてください。)両手で杖もしくは、サランラップの芯など両手で把持して、上にあげたり横にふったりしてみてください。10回でも十分な肩や肘の運動となります。
 
指の自主トレは、例えば新聞を丸めたり、伸ばしたり、ちぎったりと、日常生活で使用するもので指を使えば使うほど指の運動になります。
 
片麻痺の方は麻痺のレベルにもよりますが、麻痺になると固くなりやすいので、まずは、正常な手の方で麻痺の手を固まらないよう優しく伸ばしてあげましょう。また、指など汗をかくと臭いなど強くなり衛生的に悪くなりますので、しっかり定期的に洗うなど清潔を保つように心がけましょう。
 
上肢の自主トレでお困りの方は、気軽にスタッフにお声掛け下さい。

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