大原在宅診療所 ブログ

第15回京都訪問リハビリテーション実務者研修会で、ポスター発表しました!

大原在宅診療所 訪問リハビリテーション事業所 小林耕太郎・理学療法士が「大原在宅診療所より訪問リハビリを提供した難病症例~外来受診が困難となったケース~」と題して発表しました。

今回の症例は多系統萎縮症と診断された60代・女性(独居)。症状の進行とともに、屋内外の転倒リスクや精神的ストレス(不安、経済面、予後)などの課題が現れるなか、主治医やケアマネジャーや福祉用具業者などと連携を取りながら段階的に介入。QOL(Quality Of Life)に重きを置いて、ご本人の想いに寄り添えるようアプローチした内容を報告しました。

 

小林耕太郎・理学療法士のレポート!

グループの在宅医療(往診・訪問診療)を担う大原在宅診療所の併設事業所として2018年8月に始動し、私はその頃から訪問リハビリ業務に携わるようになりました。以降、今回がはじめての外部発表となりました。

研修会では、症例報告と露木 昭影 先生 ・(一財)訪問リハビリテーション振興財団 研修班班長)の講演を聴講しました。

平成30年度改定により、訪問リハビリの業務はどう変化しなければならないかをテーマとした講演でした。講師の露木昭影先生は、社会参加に目を向けた目標設定や個別的背景の重要性などを紹介されていました。また、訪問リハビリの現場だけでなく社会保障、社会課題にも目を向けるべきとの見解や、保険外サービスの事例等も紹介されていました。

聴講後、発表も無事に終わった後の質疑応答では、入院中に在宅の環境設定をするうえで気を付けるべきこと等の質問もいただき、在宅生活の質の向上へ様々な意見交換もすることができました。

今回は発表や講演の聴講を通じ、多岐にわたる知識が得られました。今後も日々の業務の中で、利用者様の在宅生活の質の向上を図り、地域にも貢献していければと思います。

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