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訪問診療と往診の違いはここ!わかりやすく解説

こんにちは、大原在宅診療所です。

 

住み慣れた自宅に、医師が訪問し、診療を受けることができる在宅医療。訪問の仕方には「訪問診療」と「往診」があります。

どちらも医師が自宅へ訪問してくれるというところは同じですが、具体的には何が違うのでしょうか。

 

今回は訪問診療と往診の概要と、それぞれの違い・共通点について解説。それを知っておくべき理由についてご紹介します。

聴診器と観葉植物

 

【この記事の要点】

1.「訪問診療」は定期的かつ計画的に医師が患者様の自宅を訪問して診療する。「往診」はいつ起こるか分からない急変等の突発的事態に、要請に基づき訪問して診療する。

2.診療体制などによって、特に「往診」については医療機関ごとに対応方針の違いがある。

3.地域の窓口として24時間連絡が取れ、必要に応じて往診する「在宅療養支援診療所」「在宅療養支援病院」という医療機関が存在する。

4.まずはかかりつけ医、担当ケアマネジャーさんに相談し、利用目的に合った選択する。

 

それぞれについては、この後、詳しくご紹介します。

 

 

 1. 訪問診療と往診の違いとは?

訪問診療と往診は、どちらも通院が困難な患者様に対して医師が自宅を訪問して診療を行う医療サービスです。

 

訪問診療

定期的かつ計画的に医師が患者様の自宅を訪問して診察、治療、健康相談、療養相談などを行います。

毎週●曜日、毎月第2・4●曜日の●時~などとスケジュールを定め、計画的に治療や看護を行うのが訪問診療です。頻度は概ね月に数度となります。

関わりのある医療機関と情報交換や連携を取りながら診療計画を立て、急変時には入院先の紹介や入院の手配なども行います。

 

 

往診

往診では定期的な訪問は予定されていません。

自宅療養中の患者様の急変など突発的な事態が起こった時に、患者様本人や家族からの要請に基づき、自宅に訪問します。

内容は診察や診療、治療などです。

 

 

 2. 訪問診療と往診の違いは重要な基準になる?

このように訪問診療や往診は、少し異なる性質があります。

言葉の意味の違いを知っていただいたうえで大切なのは、特に「往診」の対応が医療機関によって大きく異なるということです。

 

往診は前の項目でもご紹介した通り、患者様の体調の変化などの「 突発的な事態 」が起こった時に、患者様本人や家族様からの「 要請に応じて 」対応するものとなります。

言うまでもなく24時間365日、いつ起こるかは、誰にも分かりません。

どうしても医療機関の診療体制(医師や看護師の人員体制など)によっては「 深夜は往診対応が難しい 」「 時間に関係なく、必要があれば往診します 」といった違いが生まれます。

 

また在宅での療養生活には、訪問看護や訪問介護など様々なサービスを組合せて利用される場合がほとんどです。

医療機関によっては、急変時の対応を訪問看護ステーションなどと連携して実施されている場合もあります。

 

決してどれが良い、悪いという話ではなく、ご自身が何を求めて訪問診療の利用を検討しているかと照らして考えることが大切です。

 

「訪問診療と往診の違い」は、重要な基準となり得る内容です。

もし通院が困難になり、サービスの利用を検討される場合には、このような意味の違いも知っておくのもいいように思います。

 

 

3. 24時間の窓口「在宅療養支援診療所」

訪問診療を実施する医療機関のなかで、24時間連絡を受けることができ、また往診(もしくは訪問看護)対応できるだけの医師・看護師体制を確保したところは「在宅療養支援診療所」や「在宅療養支援病院」と呼ばれます。

いずれにも共通するのは地域において在宅医療を支える地域の窓口として、 24時間連絡が取ることができ、必要に応じて往診し、他医療機関等と連携をしながら在宅医療の主たる担い手となっているところです。(また別の機会に詳しくご紹介します。)

いずれにしても普段の体調等をしっかりと把握しているかかりつけの先生や、担当ケアマネジャーさんにも希望を伝え一度相談されることをおすすめします。

 

なお、私たち京都大原記念病院グループ 大原在宅診療所も「在宅療養支援診療所」として24時間365日、地域の方々の自宅療養をお手伝いいたします。

計画的にお宅に伺う訪問診療だけでなく、必要に応じて臨時で診察に伺う往診にも対応していますので、お気軽にお問い合わせください。

 
 

 まとめ

自宅療養中で通勤困難な患者様が自宅で医師の診療を受けられる訪問診療と往診。

訪問診療は定期的かつ計画的に訪問するものであるのに対し、往診は患者様の急な体調不良等に対応して臨時的に行われる医療サービスです。

医師が家に来て診療してくれる点は同じですが、医療機関の体制や方針によっては、特にどれくらい往診対応してくれるか?などには違いがあります。

利用を検討する時は、まずは現在かかっておられるかかりつけ医の先生や、担当ケアマネジャーさんなどにもご相談ください。

 

 

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