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【看護の日に寄せて】私のやりがい「在宅での暮らし支える」

5月12日は看護の日です。敵味方なく看護の手を差し伸べ、近代看護の礎を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ、日本でも1990(平成2)年に制定されました。これにちなみ、京都大原記念病院、訪問看護ステーションに従事する2人の看護師に「やりがい」を聞きました。

 

今回は訪問看護ステーション平野に従事する看護師のお話です。

介護保険、訪問看護、往診、ヘルパー、デイサービス等の言葉は、聞いたことがある程度だった私が、当時、中京区にあった「訪問看護ステーションすざく」で勤務することになりました。あれから15年、在宅医療を何も知らなかった私は、何かを学び少しくらいは成長できたのでしょうか。

就職して早速ご利用者宅の訪問看護が始まりました。初めはベテラン看護師の看護を見学したり、ひたすら誰かに付いて訪問しました。その頃印象に残っているのは、褥瘡の処置に滅菌されていないガーゼを使っていたことと、小柄ではありましたが拘縮のある方を一人で抱きかかえての入浴介助でした。

在宅を知らない私は「感染が…」とか「一人で抱えて入浴など出来ない」と考えていました。約1カ月間の同行訪問を終え、一人で訪問するようになって3カ月くらいたった頃、「私は訪問看護には向いていないと思う」と上司に伝えました。

理由を伝える私の話を、上司はただうなずきながら聞いてくれました。病院や診療所と全く違う場所で行う看護を知っていくうちに、たくさんのプレッシャーを感じていたのでしょうか。自分が思っていた清潔不潔・処置の技術・診療の補助等にこだわりがあったのかもしれません。

そんなことがありながらも訪問看護に携わって来られたのは、いつの間にか、それもかなり早い段階で興味を持てたからだと思います。ご利用者が自宅で暮らしていくこと。ご家族がおられるならそのご家族とどのようにして暮らしていくかを共に考え、毎日を支えること。それができた時の達成感は次の仕事への糧となりました。

15年前には何も知らなかった介護保険・医療保険を中心に、同じ在宅療養を支える仲間達と力を合わせながら、ご利用者のためにたくさんの引き出しから必要なものを選べるようになってきました。まだまだ、大きな引き出し、隠された引き出し等知らないことが山ほどあります。ご利用者のため、そして自分のために毎日を諦めずに明日の太陽に向かっていきます。

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