京都大原リクルートブログ

2020/10/20

患者様の不安に寄り添って困り事を一緒に解決していきたい

先輩インタビュー

京都大原記念病院・病院看護師古田芽育子さん

2020年入職
病院看護師
古田芽育子

 

管理栄養士から看護師へと進路変更

大学では管理栄養士の勉強をしていましたが、実習先で訪問看護師の方と出会ったのがきっかけで進路を変えました。

病気を抱えながら地域で生活している方々のお手伝いができる仕事というところに魅力を感じ、改めて看護学校に通うことにしたんです。

医療現場でキャリアを積んで、将来的には訪問看護師として働けるようになりたいです。

 

 

訪問看護に長けた医療グループでキャリア構築

就職活動中に参加した合同説明会で、看護協会の方に「訪問看護に対応している病院で大きなところはどこですか」と相談したら、京都大原記念病院グループを紹介していただきました。

人事担当者や看護部長と話をして、後日見学に来てみると、京都大原記念病院は山の中に建っていて自然がいっぱい。

敷地内には畑もあり、リハビリの一環として農作業が行われていたことも印象に残っています。

患者様たちが野外で楽しそうに作業をされている姿を見て、こういうところもいいなぁと思い、就職先に選びました。

 

 

回復期の患者様を支援するチーム医療

当グループは回復期のリハビリテーションを中心とした医療を提供しています。

私が配属された京都大原記念病院には大きなリハビリセンターがあって、設備はもちろん人材も充実していると感じます。

看護師として、医師のほかに理学療法士、作業療法士、言語聴覚士に介護士、管理栄養士、医療ソーシャルワーカーといったさまざまな職種の人たちと連携して患者様をサポートするのですが、報・連・相がスムーズで、働きやすい職場です。

 

 

福利厚生が整っていて長く働ける職場

京都市内の実家から通っていますが、職員専用のシャトルバスがあり、京都府外から入職する人には寮も用意されています。

うちは地元出身者よりも、なぜか九州出身のスタッフが多いんですよ(笑)。

寮では隣同士で仲良くなって一緒にご飯を食べたりすることもあるみたいです。

 

私自身は、休みの日にはペットの犬と散歩をして癒やされています。

1週間程度のリフレッシュ休暇ももらえるので海外、特にハワイへ行ってみたいですが、新型コロナウイルスの影響が収まってからですね。

 

いつか結婚して出産するかも…と考えると、院内保育の設備があるのは安心です。

同じ病棟の先輩2人が産休中ですが、出産後には復帰するそうですし、子育てしながら働いている人、通常より短い時間を希望して働いている人もいるので、私もこれから長く働けそうだなと思っています。

 

 

入職1年目で感じた患者様・同期・先輩とのつながり

1年目の夏までは先輩にフォローしていただきながらわからないことを教わっていましたが、だんだん1人で業務に携わるようになりました。

時間も上手に使えるようになったので、患者様方に会える機会が増えてくると「古田さんが来るの待ってたよ」「ファンやから来てくれるのが楽しみ」と声をかけてくださる方もいて、それがとてもうれしかったです。

 

私が入職した2020年はコロナ禍で全体的に大規模な研修はできなかったものの、新規入職者の研修ではさまざまな職種の同期と顔なじみになったので、各病棟へ配属された後でも相談し合える関係を保つことができました。

先輩方も「○○さんは今日のリハビリでこんな様子だったよ」と気さくに声をかけてくれるというように院内の雰囲気もいいので、小さなことでも質問したりアドバイスを求めたりしやすいです。

 

新人のうちは自分の技術が足りなくて困ったこともありましたが、その都度、上司や教育担当のスタッフに相談することで不安は解消されました。

 

 

患者様の回復する姿を日々目にする喜び

患者様の目標に向けて、みんなで何をしたらいいかと意見を出し合いながらリハビリに取り組むのが、回復期リハビリテーション病棟に勤める私たちの仕事です。

学生のときにいろいろな病棟を回った中で、患者様がだんだん元気になって日常生活へと戻っていかれる過程にすごく引きつけられ、そこにやりがいを持って仕事をしたいなと思ったのが、私がこの職場を選んだ動機の一つです。

 

経鼻・経管栄養の方が口からのペースト食になって…と食事形態が上がってきて、ついに普通のお食事がとれるようになった時は本当にうれしいものですよ。

病院看護師インタビュー

 

 

患者様に寄り添う「看護師」という仕事のやりがい

看護師としては、やっぱり患者様が日々回復していく姿を見ることが一番のうれしさであったり、楽しさであったりします。

一方で、急性期を乗り越え、回復期に入って病態が少し落ち着いた患者様が「自分はこんなに頑張ってるのに、どうして前みたいに動けないのか」「なんで自分がこんな目に遭ってしまったんやろ」などと、気持ちを伝えてくださることもありますが、私はまだ経験が浅いので、うまく受け答えができなくて悩んでしまうことも…。

「どう対応したら気持ちが楽になるんだろう」「どうしたら気分が和らぐのかな」というのが、今の自分の中の課題になっています。

 

それでも、毎日頑張ってリハビリに取り組んでいる方が、こうしてお部屋で一対一になったときにぽつりぽつりと不安を話してくださると、「患者様と24時間一緒にいるのは看護師なんだな」と実感します。

一つでも多く不安を解消して日常生活へ戻るお手伝いができたらいいなと思う気持ちが、仕事へのモチベーションにつながっています。

 

 

「ずっと勉強」の言葉を胸に理想の看護師へ

今後は知識と経験をコツコツと積み重ねて、患者様のできることや元々持っている能力を引き出せるようになっていきたいです。

そのためには日々の業務に追われるのではなく、患者様のところへ行ってお話を聞き、困っていることを一緒に考えて解決していける看護師を目指しています。

今だけじゃなく将来どういう風になりたいか、どんな暮らしがしたいかといった思いを補助できるように、技術やアセスメント力を身につけたいですね。

 

ある研修で「看護師は免許を取ってそこで終わりではなく、ずっと勉強だ」と言われたことが心に残っています。

患者様と接する中でいろいろな疾患の方、いろいろな年代の方に会いますし、治療法や薬は種類が多く、新しいものも出てきますから、勉強することが本当にたくさんあるんです。

その日の中でわからなかったことや自分の中で消化できなかったことは、次に生かせるように日々学んでいっているような感じです。

私の妹は3歳下ですが看護師としては”先輩”なので、一緒に勉強することも励みになっています。

 

 

実習の機会や先輩の声を活用して後悔のない就活を

看護師の仕事に就きたいと看護学校に通っていても、自分の希望の分野で働くためにどんな準備をしたらいいのかなと不安を感じている方もいるでしょう。

資格を生かして働ける場はたくさんあっても、科が違えば業務内容も、役割として求められていることも違います。

就職してから「自分に合わない」とならないようにするには、学生の間に経験する研修や実習で、その病棟がどんなことを大事にしているかを現場で体感するのがいいと思います。

 

また、看護学生のみなさんは現在、新型コロナウイルスの影響で実習を断られたり、行けても短縮されてしまったり、やむを得ず学内で実習を行ったり…という状況だそうですね。

そういう場合、聞ける環境にある人は、希望の就職先で働いている人のお話を伺ってみては。

私も看護学校在学中に、卒業生で現在の職場の一つ上の先輩に、「どんなことを勉強したらいいか」「入職してから必要な技術は何か」など、いろいろなことを聞いていました。

 

 

回復期リハビリテーション病棟の看護師を目指すみなさんへ

急性期を脱し、回復期に入ってリハビリに取り組む入院期間というのは、患者様の人生の中で一番苦しくてしんどい時期かもしれません。

私たち看護師はそこに立ち会い、頑張っている患者様に寄り添う存在だと考えています。

決まった入院期間の中で徐々に身体機能を回復させ、患者様が職場復帰したり、元の生活に帰ったりするためのお手伝いをする仕事は、とてもやりがいがありますよ。

 

京都大原記念病院グループは、回復期リハビリテーション病棟の中でもリハビリ専門スタッフの数が多く、設備も充実しています。

一人でも多くの患者様の助けになりたいと考えている方には、そのための環境がしっかりと整っている就職先だと思います。

 

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