2017/02/23

知っておきたい！介護士（介護福祉士）の仕事内容と重要性

介護職

こんにちは、京都大原記念病院です。

みなさんは、「介護士（介護福祉士）」と聞くとどのようなことを思い浮かべるでしょうか？
今回は、これから介護福祉士として働きたい！と、介護の仕事に興味がある方や、就活中の方、学生さん必見！「介護士（介護福祉士）の仕事内容や重要性」について、ご紹介します。

介護士（介護福祉士）の仕事とは？

「介護士」とは、正式名称を「介護福祉士」と言い、介護系の資格の中でも重要な国家資格です。
介護士が働く場所は、病院や老人ホームなどの施設、在宅、行政機関など多岐にわたります。
また、その仕事内容も食事や排泄などの日常生活に必要な介助を行うだけでなく、本人が自分でできるような支援を行ったり、メンタルケアをしたりといったところまで行います。

そして、介護福祉士の仕事の中でも重要なのが、社会活動支援です。
介護される方やご家族の要望を聞きながら不安を取り除き、快適な生活を送ってもらうために、専門家としての知識を活用して情報提供を行うことが求められています。

介護士（介護福祉士）の仕事内容5つ！

介護士が働く場所として最も多いのが、特別養護老人ホームです。
そこでの介護士の主な仕事を5つご紹介します。

■身体介護

介護士の仕事の中でも代表的なお仕事は、身体介護です。
食事、歯磨き、排泄、着替え、入浴、体の不自由な方にはベッドからの立ち上がりや車いすへの移動介助、歩行介助などを行います。
介護される方が何を望んでいるのかを考えながら、困難とする動作を介助することが大切です。

■生活サポート

日々の生活に必要なサポートを行います。
食事の準備、掃除、整理整頓などをサポートします。
老人ホームよりも、在宅介護に多いケースですが、利用者の住んでいる地域や家庭によってやり方が異なるため、利用者本人やご家族のニーズを理解し、対応する必要があります。

■社会活動支援

高齢者の中には、社会的に孤立してしまうケースもみられます。
話し相手になったりレクリエーションを行ったり、家族や施設入居者と良好な対人関係を築き、交流できるようにサポートすることも介護士の役割です。
介護士の社会活動支援によって、介護される側は生きがいを見つけることができるかもしれません。

■相談、支援、助言

介護される側、その家族の相談に乗ったり、支援を行ったりすることも介護士の仕事のひとつです。
また、どのような福祉用具があり、どう使えばよいのか、自宅で介護を行う場合の助言なども、介護の専門家としての知識を活かす場となります。

■チームビルディング・チームマネジメント

介護はひとりで行う仕事ではなく、介護士同士連携して仕事を行うこともあります。介護される方がどのような状態なのか情報を共有したり、介護士同士サポートしあったりすることもあるでしょう。

また、経験を積むことで責任ある立場に立つことになり、リーダーとして指導やタスク管理などのマネジメントを行うことも仕事となります。

介護士（介護福祉士）の業務のこれからの重要性

2025年には65歳以上の人口が3分の1を超え、超高齢化社会を迎えるといわれる日本。
若者の人口が減ることによって、老人が老人を介護する「老々介護」の時代がやって来るだけでなく、介護を必要とする人口もおのずと増えてきます。
身体介護だけでなく精神疾患や認知症など、介護を必要とするケースが多様化することも考えられます。
そのため、高度な知識を持った専門家として介護士が必要とされるようになるでしょう。

また、介護される方もその家族も、孤独になりがちな介護において、身体介護だけでなくメンタルケアの重要性も高まり、専門家が話に耳を傾けてくれることで、不安を解消することができます。
介護の専門家として、介護士の仕事の重要性はこれからさらに高まります。