京都大原リクルートブログ

2021/02/26

悩みながらも一歩ずつ。「総合事務職」「専門職」周囲のサポートで広がる選択肢。

介護職

京都大原記念病院・介護職人見五月さん

2019年入職
介護職
人見五月

 

志望先の選択肢が増えた合同説明会

中学生のときに自分自身が人間関係で悩んだことがあって、それをきっかけに臨床心理士の仕事に興味を持ち、大学では心理学を学んだんです。

 

就職活動中は公務員も併願していたので、その情報収集も兼ねて行った合同説明会で、京都大原記念病院グループの採用担当者から声をかけられたことで、当グループを志望先の一つとして意識するようになりました。

 

 

新たな視点に興味を惹かれた介護の仕事

合同説明会で当グループの採用担当者と話すまで、私の中では「介護は善意でするもの」というふうに考えていました。

 

感情論が先行する仕事というイメージが強かったんですね。

 

でもここの採用担当者は、医療・介護業界の話題やグループの取り組みを、社会保障費とか、人口動態などの公的な数字と、実績も在宅復帰率みたいな実績数値で、データに基づいた話をしながら介護の仕事の説明をしてくれたので、「そういう見方もあるんだ」と。

その上で「今後も必要とされていく仕事です」と言われたのですごく納得しました。

 

ほかにもいくつか福祉系の施設の説明会にも行きましたけれど、介護の仕事をこういうふうに紹介するところはあまりなかったんですよね。

 

 

適材適所の人員配置に「ここで働きたい!」

京都大原記念病院のスタッフ

就活で採用担当者と関わっていくうちに、「私、こういう人たちと一緒に仕事したい!」という思いが強くなっていきました。

 

採用担当者のお話で一番よく覚えているのが「うちでは適材適所で、その職員の得意なこと、苦手なことをしっかり理解した上で配置を行いますよ」という言葉。

 

苦手なことを無理にさせない、得意なことを伸ばせるようにっていう方針を聞いてすごく安心したんです。

 

「一人一人の職員としっかり向き合ってくれはるところなんやな」っていうのがよくわかって、「ここで働きたい!」と心が決まりました。

 

 

周囲のフォローに感謝しながら働く毎日

実際に介護の現場に入ってみると、やっぱり「この仕事自分にできるんかな」「できひんのちゃうか」っていう不安はすごくありました。

自分が失敗してご利用者にケガをさせたらどうしようとか、初めの頃はもう心配だらけ。

 

でも一通りの業務ができるようになるまで一対一で先輩が付いてくださる体制になっていたので、少しずつ慣れていくことができてよかったです。

 

2年目になった今も、先輩や周りのスタッフが何かとフォローしてくれるのがありがたくて。

困っていたら必ず誰かが助けてくれたり、声をかけてくれたりします。

 

私はちょっと腰痛があるんですけど、周りのみんなが「マシになるまで無理しんときや」って…本当に感謝しかないです。

 

 

常に気持ちを整えてご利用者に接したい

スタッフのコミュニケーション

ある時期、仕事の楽しいことよりしんどいことばかりが頭に浮かんできてモチベーションが下がり、我慢しきれずに現場で泣いてしまったことがありました。

 

このときも先輩が話を聞いてくれたことで少しずつ気持ちが回復していきましたが、自分でしっかりとコントロールできるようになりたいです。

 

こういう気持ちの揺らぎはご利用者への対応にも表れますから、常に気持ちを整えていけるように、というのが今の課題ですね。

 

休日をしっかりもらえる職場なので、仕事のない日はパンがおいしい近所のお店で朝食兼昼食をゆっくり食べるのが息抜き。

パン屋さん巡りがめっちゃ好きなんです。

 

ただ、今は外出はできるだけ控えないといけないので、家で過ごす時間が長くなるだろうと昨年買った電子ピアノで、子どものころのレッスンを思い出しながらクラシックを練習するのも楽しいひとときです。

 

 

顔なじみのご利用者との交流がうれしい

フロア業務

私が働いている介護老人保健施設「おおはら雅の郷」では、担当のフロアや業務が日ごとに決まっていて、今日はこのフロア、今日はお風呂の業務というようにその日の仕事の内容が変わります。

 

老健とはいってもここで最期まで暮らす方、ここが生活の場になっている方もかなり多いので、一人一人とはけっこう長いお付き合いなんですね。

 

だから顔や名前を覚えてくださったご利用者が「今日も来てくれた」とか「あんたが来るとうれしいわ」と言ってくださると、めっちゃモチベーションが上がるんです。

 

 

心理学を通じて身につけた「傾聴する」姿勢

大学で心理学を学んだので、その経験を介護に生かしていきたいと考えていますが、実際はなかなか難しいです。

 

いざ現場に入ってみると相手の考えていることを想像するのはすごく大変で、思い通りに活かしきれないものですね。

 

それでも学んだことを踏まえて日々気をつけているのは「傾聴する」ということ。

 

例えば認知症がある方だと、私たちが聞いてもお話の内容を理解しにくいことがあるんですけど、そんなときでもご利用者の言葉を否定せず、必ず一旦「うんうん」と聞く。

 

そして、どんなことを思っているのかな、って考えながら少し質問を返したりしてさらに聞く。

状況によっては十分にできない場合もあるんですけど、できる限りこういうことを頑張っています。

先輩介護職員インタビュー

 

 

事務職か介護職か、進路選びに苦悩中

京都大原記念病院グループでは、総合事務職志望で入職しても最初は介護職として配属されるシステムになっています。

ご利用者へのケアや職員の思いなど実際の現場を知ることは、共感を得られる根拠あるマネジメントができることにつながるという思いからです。

 

新人職員は現場で経験を積み、その後事務職へ進むか、専門職を極めるかを決めていくんです。

 

私は事務職志望で入ったのですが、2年目の現在、事務職か専門職かで実はすごく悩んでいます。

事務職への興味は入職当時と変わらないまま、専門職にも同じくらい興味が湧いてきてしまって。

 

介護の現場で働いてみると、ご利用者との何気ない会話であったり、顔や名前を覚えて声をかけていただくことであったり、すごく楽しい瞬間がいっぱいあるんですよ。

 

それにご利用者の生活を支えるという、仕事の根本的な部分にもとても心をひかれています。

 

一方、事務の仕事でどんなことができるのか、まだあまりイメージできていないので、一度経験してみることも必要かなと思っています。

 

やりたいことが2つあって今からどちらを選ぶこともできるって、ある意味贅沢な悩みかもしれません。

 

将来への道がいろんな方向に開けているのも、当グループのありがたいところです。

 

 

京都大原記念病院グループへの就職を目指すみなさんへ

京都大原記念病院・介護職人見五月さん

京都大原記念病院グループは、一人一人の職員をしっかり見てくれる就職先だと思います。

 

自分が強みだと思うところを(…って、私自身もなかなか自分では気づけませんでしたが)、自信を持ってそのまま伝えるように心がけると、得意分野を伸ばせる職種に巡り合えるかもしれませんよ。

 

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