私が就職先を選ぶのに大切にしていたのは、職員同士の仲の良さと、優しさのある雰囲気であることと、患者さんとの関わりが持てる環境が整っていることです。当院には、実習とインターンシップで入職前から訪れており、職員同士の仲の良さはその中で伝わってきており、接していても優しくゆっくり確認しながら教えてくれるので、ケアや根拠が理解しやすく、相談や分からないところが聞きやすいので、どんどん知識をつけることができました。また、急性期の病院とは違い、患者さんとのコミュニケーションをとる機会が多く、患者さんのことがよく知れることで、信頼関係も築きやすく、入院期間も長いので患者さんのADLが上がっていく過程が見られて、そこにやりがいを感じられると思ったので、就職を決めました。
リハビリや介護職、相談員など同期の全職員がチームを組み、病院の周辺を散策する研修です。大原のよいところが分かったとともに、他職種とも仲が良くなり、実際に働くときに声かけや相談がしやすく、情報共有がスムーズに行えるのが、この研修が役に立ったなと思うことです。会話のなかで、同期の趣味なども知れて面白かったです。
ある患者さんが、退院時に泣いて感謝の気持ちを伝えてくださりました。日々の患者さんとの関わりで、挨拶をしたりケアをしたり会話をしたりする中で、「仲良くしてくれてありがとう」、「会えなくなると寂しい」、「あなたたちのお蔭でこんなにも動けるようになりました」と言っていただけることがよくあります。そして最後に「感謝しています」と言ってくださります。日々の関わりがこんなにも患者さんの心を動かしていると思うと、自分のしていることに誇りを持てるようなりました。嬉しい思いと、やりがいと、経験や知識を与えてもらっている患者さんに感謝をしました。そう思える経験をしていることが、やりがいにつながっています。