社会貢献活動Social Action Program

活動例

  • 山荘保全

    京都大原記念病院グループでは、地域貢献、自然保護の観点から、大原にある京都大原児玉山荘(以下、 山荘)の保全活動を行ってきました。戦後、相撲の行事装束や能舞台衣装を手がけた染織図案家が創作拠点して使用。芸術、文化、感性を磨く場、創作活動の拠点となった場所です。山荘には入母屋茅葺造の母屋、高床式瓦茅葺数寄屋書院を中心に工房だけでなく、芸妓衆のための控えの間や高野慎の湯殿など凝った趣向が随所に残されています。
    池泉回遊式庭園、玉響の庭には比叡山、比良山を借景に高野川の源流から清らかな川が流れこみ四季折々 の大自然を華やかに彩ります。
    玉響の庭に点在する、去来門、露地門、水車、東屋待合所から石橋をわたると茶室に繋がります。竹橋 から石楠花の道を登れば東屋、阿吽(あうん)が凛とたたずみ、美しい大原の文化と雅趣に富んだ歴史 の香りが、私たちを包み込んでくれます。
    山荘母屋の欄間には黒漆と紅ガラに彩られた宇宙の文様があり、私たちはこれをオリジナル文様としてデザインに取り入れています。太陽、月、そして、私たちの住むこの美しい星、地球に思いを巡らせ、今ここに生きる私たちが森羅万象、四季折々の美しさの中で、また人生に訪れる様々な季節の中で、「らしさ」をどのように築いていくのか。ひとつひとつが織りなされて築かれる人々の暮らしと人々の心に
    いつも寄り添えるグループでありたいと願っています

    宇宙欄間文様

  • カラーバリアフリー

    印刷技術の発達やインターネットの普及により、身近なところで白黒だけでなく色の違いによって重要な情報を判断しなければならない機会が急激に増え、カラーバリアフリーが重要視されるようになりました。
    先天性の色覚障害(色盲)は日本人男性の20人に1人(5%)、女性の50人に1人(2%)に及び、現在日本で色覚障害に約300万人以上が該当します。決して稀な存在ではありません。
    またこの色覚障害などの遺伝子特性の違いに加え、緑内障、白内障、加齢などのために、色の組み合わせが区別しづらく、不便を感じる方が非常に多くおられます。
    京都大原記念病院グループでは、館内の内装や備品、各種デザインにおいて、できるだけ多くの方に色の違いを区別いただけるよう、カラーバリアフリーに配慮した色彩帳を作成、活用して、様々な取り組みをしています。

    京都近衛リハビリテーション病院では、廊下壁の色と手すりの色のコントラストを高めることにより、手すりが見やすくなるよう配慮されています。

    色彩帳

  • オリジナル文様

    京都大原記念病院グループは、京都大原児玉山荘(以下、山荘)の様々なモチーフをオリジナルの文様として各種デザインに使用しています。職員一人ひとりが、患者様、ご利用者にとって明るい光がさす窓のような存在になれるよう願いを込めて、グループの紙袋や封筒などのノベルティに山荘の窓をモチーフにしたデザインを取り入れています。

  • 空間プロデュース

    京都大原児玉山荘(以下、山荘)の様式をモチーフに取り入れ、空間プロデュースを行っています。雅な京文化と様式に学び、山荘の癒しあふれる空間を演出しています。

    京都近衛リハビリテーション病院

    空間プロデューステーマ

    大原水景交響詩(シンフォニー)

    大原の美しい自然と雅な京文化の響き渡る空間に
    京都大原記念病院グループの真心を込めて

    清らかで美しい京都大原の水景のような豊かな心で、うつりゆく季節を愛でるように、患者様の人生に訪れた様々な季節に寄り添いたい。安らぎと温もりのあふれる空間で生きる力をサポートしたい。そう考え、グループ施設内の各所に木目調と和モダンの色彩を基調とした京都大原の水景や山荘のエレメントをモチーフに取り入れています。 四季折々に変化する大原の大自然に囲まれたような癒しの空間で、豊かな気持ちでお過ごしいただけるよう「おもてなし」の心で、皆様をお迎えします。

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