時代の流れ 人の流れと向き合い続ける
日本は世界一の高齢社会です。2025年には“団塊の世代”すべてが75歳以上に達します。ますます増加している医療・介護ニーズに応えるために、国は「地域包括ケアシステム」の構築を目指し、各々の病院・施設の機能連携のもとで総合的に地域の医療・介護を支える体制を整備しようとしています。
1981年に開設した京都大原記念病院は、時代の流れや現場のニーズを捉え、早くから「リハビリテーション」を自院の機能として確立しました。実績を積み重ね、2013年には自宅退院後の患者様を継続してサポートすることを目的に外来専門の「御所南リハビリテーションクリニック」を開設、2018年には「京都近衛リハビリテーション病院」を開設しました。大学病院や急性期病院等との機能分化と機能連携を重視し、質の高いリハビリテーションと継ぎ目のない支援で、患者様が生活の質を取り戻していただけるよう努めております。
京都大原記念病院を開設して以降、同一敷地内に介護老人保健施設「博寿苑(1991年)」、その後、特別養護老人ホーム「大原ホーム(1997年)」を開設しました。日本でも初めての試みである医療・介護・福祉 “三位一体” の複合施設を中心に、来る超高齢社会における医療・介護体制のあるべき姿について発信して参りました。この取り組みは今の地域包括ケアシステムの基本的な考え方となっています。
この地で培ったノウハウに基づき、市街には複数のデイサービスセンター、訪問看護ステーションや訪問診療・往診の拠点「大原在宅診療所」を設置、さらには住宅施設としてケアハウス「やまびこ」や介護付き有料老人ホーム「ライフピア八瀬大原I番館」を開設し、生活を総合的に支援するネットワークを構築しております。
京都大原記念病院グループはこれからも時代の流れ、人の流れ(変化する現場でのニーズ)と向き合い続ける、京都大原から拡がる安心・満足のネットワークとして日々邁進して参ります。
京都大原記念病院グループ 代表
児玉博行
児玉 博行 / Hiroyuki Kodama
プロフィール
- 京都大原記念病院グループ代表
- 医療法人社団 行陵会 理事長
- 社会福祉法人 行風会 理事長
- 医学博士
京都府立医科大学第一外科卒
和歌山県出身