日本赤十字豊田看護大学(愛知県)の下間正隆教授をお招きして「感染対策研修会」を開催しました。
京都大原記念病院グループの感染対策研修会が5月30日、大原ホーム地域交流スペースで開かれ、受講した看護師やセラピストらは手指消毒の大切さについて改めて心に刻んだ。
講師は日本赤十字豊田看護大学(愛知県)の下間正隆(しもつま・まさたか)教授が務めた。下間氏はまず、病院内には抗菌薬の効かない薬剤耐性菌を始めとする多種多様なウイルスや細菌を持ち込まれており、油断するとアウトブレイク(集団感染)の危険が常に存在することを指摘。他病院での実例を紹介した。
その上で、防止策として①手指消毒⓶院内清掃などの環境整備③抗菌薬の適正使用―を提示。中でもすべての職員が毎日簡単にできるものとして手指消毒を挙げた。
さらに下間氏は自らが2023年に頚部の手術を受けた際、「病院スタッフがきちんと行っているかが大変気になった」と患者の立場から見た手指消毒の大切さを強調。少なくとも患者に触れる前後には必ず行いましょうと呼びかけ、正しい手指消毒の順序と方法を歌詞に盛り込んだグーチョキパーの歌を紹介して講演を終えた。
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