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「浸水」を想定した避難訓練を実施しました 大原ホーム

2月8日(水)、特別養護老人ホーム大原ホームにて避難訓練を実施し、職員10名が参加しました。今回は、異常気象等により1階が浸水、利用者を2階へ誘導する想定での訓練でした。エレベーターが浸水し使用できないなか、4人で専用の担架(ベルカ、エアーマット)を用い、階段で歩行困難な利用者1人を避難させることとしました。

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実際に担架で運ばれる利用者役を体験した職員は「想像以上に担架に角度がつき恐怖を感じた。また運んでいる側も階段室が狭く、誘導し難そうでした。」と感想を話しました。

訓練後の講評で、訓練指導にあたっていただいた大原消防署員の方からは「声かけによって、患者の不安を出来る限り小さくし、避難することで事故のリスクが減る。また担架を使用した階段乗降訓練はほとんどなく、非常に貴重な体験をさせてもらいました。」とのお話がありました。

今回は、利用者2名を誘導する想定でしたが、全120床の大原ホームの1階利用者は約50名。全ての利用者を2階に誘導する事態となった場合は、相当な労力が必要であり、少人数で対応せず、まずは応援要請をすることが重要と再認識しました。

近年の異常気象により、浸水は決して絵空事ではなく、実際に起こるものとして備えておく必要があると感じました。今回の訓練は、防災に関する取り組みについて改めて考える良い機会となりました。

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