開設から10年以上続く交流の場、懇談会を開催しました-。
ケアハウスやまびこ(大原野村町)は、四季折々の美しい彩を見せる大原の地にある高齢者専用介護利用型ワンルームマンションです。比較的軽度な方が、在宅生活に限りなく近い生活環境でゆったりとスローライフを満喫頂いています。
この施設では毎月「懇談会」を開催しています。
全100床のご入居者のうち、毎回70名近くの方にご参加頂いています。しかし、決して特別なことをしている訳ではありません。日頃の生活で気になること、施設からの行事やお食事についてのお知らせ、職員の日常スナップ紹介などが主なプログラムです。
この会は入居者同士はもとより、スタッフと入居者とが介護とは異なる場面で交流を図る場として、平成14年の開設から10年以上継続して取り組んでいます。現在では文化として根付き、施設からの一方的な発信ではなく、入居者からも日常生活での気づきなどご意見もあがり、確かなコミュニケーションがそこではなされています。
降り続いた雨がようやく上がった11日(水)の会では、近く定年退職を迎える施設管理を担当する職員が退職前のご挨拶をさせていただきました。数年前の大雨にまつわるエピソードを交えた話に、参加者は皆さん「ご苦労さまでした、感謝してるんやで。」と大きな拍手で答えてくださいました。
今回挨拶させていただいたのは、日頃の介護場面では決して目につきやすいスタッフではありません。しかし、全ての根幹である建物の機能や安全を陰で支えたスタッフも時に主役になる。そんな、医療・介護に止まらない交流も、この会の大きな役割かもしれません。
時には厳しいご意見が出ることもありますが、今後も懇談会を続け、スタッフ一同「いつでも安心・ご満足して頂けるサービス」を心がけていきます。
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