第7回StimulationTherapy研究会in京都、全日程が無事終了しました―。
7月9日(土)から2日間に渡り、第7回Stimulation Therapy研究会in京都が京都国際会館で開催されました。
この研究会は東京慈恵会医科大学 安保雅博先生を代表世話人とするもので、脳卒中後上下肢麻痺、嚥下障害、高次脳機能障害にも広く用いられるようになったNEURO(ニューロ)やボツリヌス治療等をテーマに医療機関が集う研鑽の場です。昨年の広島開催に続き、今年は京都での開催となり当院が事務局を務めました。
北は北海道、南は鹿児島の参加者から26演題が集まりました。「上肢のTMS」「評価法・画像診断」「ボツリヌス療法・IFC・特殊ケース」「下肢・言語におけるTMS」「複数回のTMS」と5つに分類される発表がなされ、総勢約150名が集った会場からも様々な意見や質問が飛び交いました。
また、京都府立医科大学、京都大学、東京慈恵会医科大学の先生方による「嚥下関連運動時の脳機能活動」「脳損傷に伴う情動認知・行動表出の障害」「電磁気学的脳神経外科の展望」「ボツリヌス療法のエビデンス」をテーマとした講演や、かつて脳梗塞を発症しリハビリを経て現在もコンサルタントとして活躍される元患者さんにもご講演いただきました。いずれも各分野で最前線の先生方や、発症された当事者の声として「普段、なかなか聞けない話を聞けてよかった。」と参加者からも感想が寄せられました。
会場では普段当院がお世話になっているタキイ種苗の製品で今後活用も検討している「空中栽培シリーズ」や、ソフトバンク社のヒューマノイドロボット「Pepper君」、義肢装具会社などによる「装具展示」「施注体験」ブースも設けました。いずれも、休憩時間等に話題として場を盛り上げてくださいました。
本会の代表世話人である東京慈恵会医科大学 安保雅博先生は閉会の挨拶で「(この会のテーマの一つである)NEUROが今後、その効果を更に高めるためにはどうすればよいか?との考え方で、各医療機関との情報連携のもとで研究会も含めて発展させていくことができればと思います。」として、会を締めました。
会の終わりには、来年7月8日~9日に「函館(事務局:函館新都市病院)」での開催が発表され、延べ2日間に渡る「第7回 Stimulation Therapy 研究会 in 京都」は、全プログラムは終了しました。事務局スタッフも不慣れななかではありましたが、多くのご協力を頂きながら大きなトラブルなく、役目を果たすことができました。来年の会では、またさらにステップアップした報告ができるよう日々取り組んで参ります。関係者の皆さま、2日間、お疲れ様でした!
★当日の様子は、こちらでも紹介頂いています!
医療法人社団 誠道会 各務原リハビリテーション病院 院内ブログ
「ニューロリハビリテーション最先端の会☆」に参加させて頂きました!(2016.8.25掲載)
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