京都・左京文学散歩 京都大原児玉山荘が紹介されました
京都大原記念病院の地元大原が位置する京都市左京区は、歴史的、文化的価値のあるものが多く、多くの文学作品の舞台として登場して来ました。これにちなみ、京都市左京図書館では「京都・左京文学散歩」として、左京区に関連する22作品を紹介する冊子を企画・発行されました。
地域に根差し、主に地元住民ら1日約800名が利用する同館にとっても、「この冊子を通じて改めて地元を好きになって頂ければ」との思いから実施された初めての企画です。
同誌にはエッセイスト林真理子氏の「大原御幸」も紹介されています。全編、京言葉を使って語られる帯屋一族の物語で、戦後、相撲の行司装束や能舞台装束の染色工芸家として名をはせた若松華瑤(わかまつかよう)氏がモデルとされています。若松氏が創作活動の拠点されていた場所が、現在の京都大原記念病院の庭園にあたる京都大原児玉山荘であることから、山荘の写真と共に紹介されました。
今回の企画冊子は、京都市左京図書館の受付前に関連作品等と一緒に展示されています。お立ち寄りの際にはぜひ気軽に手にとってご覧ください。
各作品に登場する場所が、区内の歩いて回れる範囲にも多く位置することから、「この冊子を片手に、各地を巡って頂けるような企画もゆくゆく実現できれば」との展望もあり、A5サイズ28頁と手に取り、携帯しやすいデザインとされました。
同館では今後も地元地域を好きになってもらえるような企画を始め、書籍や保有する情報を通じて「図書館に行けば情報が得られ、疑問が解決できる手段となる、地域の情報ステーションのような存在になれれば」とのことでした。
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