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初開催 武田病院と合同リハビリテーションカンファレンス

京都大原記念病院と医療法人財団 康生会 武田病院(以下、武田病院)との初の合同リハビリテーションカンファレンスが2月16日、武田病院で開かれました。

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この合同リハビリテーションカンファレンスは京都大原記念病院が紹介を受けた症例における治療経過の情報共有を通じ両病院の連携を深める狙いで開催されました。
 
対象となった症例は、40代・男性の脳卒中発症後、シェフとして復職を目指しリハビリテーションに励まれた症例。京都大原記念病院 山中 卓也・作業療法士が「回復期・生活期のリハビリテーションと新たなアプローチ」と題して紹介しました。
 
京都大原記念病院や、同院退院後に通院された御所南リハビリテーションクリニックでNEURO-15・ボトックス療法を受けられた経過や成果と合わせ、花畑 栄子・看護師(同院)より入院時の病棟における看護師によるアプローチや、小林 伸幸・医療ソーシャルワーカー(同院)による関わりもご紹介しました。
 
同症例の主治医を務めた、垣田 清人・医師(同院・院長)は、「今回の症例は、ここ10年の神経リハビリ技術の発展を身をもって体験された症例。まだまだ満足できる状態ではないものの、現在のいきいきした姿はあきらめないリハビリテーションの賜物である。」として、最新の治療法等の紹介を交え総括しました。
 

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報告後の質疑応答の時間では、武田病院 脳卒中センター 定政 信猛 特任部長より「新しいリハビリテーションやその導入について、これまで知らず、希望が見えた気がする。またこのような機会に継続して情報交換をしたい」とご提案をいただきました。
 
当日は症例報告に先立ち、過去を遡った両院の連携状況や、転院検討時によくいただくご質問や、認識に誤りが生じやすいケースなど具体的な内容もご紹介し、相互に理解を深めるきっかけとなりました。
 
今後も適切に連携し、患者様一人ひとりの豊かな生活をサポートできるよう取り組んで参ります。

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