大原学院「車いす体験」 京都市大原地域包括支援センターが協力
1月16日(火)、大原地区の小中一貫校である京都大原学院7年生8名が、障害者問題に関する学習の一つとして「車いす体験」を行いました。京都大原記念病院グループが受託している京都市大原地域包括支援センター(高齢サポート・大原)の職員が実施協力をしました。
職員が車いすの名称や使い方を説明した後、生徒が2名一組(体験者と介助者)となり、学院内を周回します。時間途中で、体験者と介助者が交代しました。
まっすぐにスロープを進むことができずに脱輪したり、段差を降りるときに体験者が落ちそうになったり、車いすを押すのに手や腕に力が必要で疲れたり。
車いす体験後は、教室に戻り、”学院内でバリアフリーができていないところマップ”を作成しました。
「手洗い場のある通路が斜めになっており、留まって手を洗うのが難しい」「講堂前にある階段が危ない」「空き教室に入る入口が狭くて入りにくい」「スロープの幅が狭くて脱輪した」など活発な意見が飛び交いました。
京都市大原地域包括支援センターの職員は、「車いすは便利な福祉用具ですが、使い方を間違えば介助者が疲れてしまったり、要介助者がケガをしたりします。また、道が狭いと車いすが通れないという課題もあります。今回の体験から、車いすと取り巻く世界について”知る”、そして”興味を持つ”ということを始めていただく機会として欲しい。」と話しました。
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