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「心がゆったりつながる」をテーマに「結いのつどい」が開催されました

「心がゆったりつながる」をテーマに、「結いのつどい」というイベントが大原来迎院町で開催されました。会場いっぱいの約40名が参加し、にぎわいのある時間となったイベントの背景を少しだけご紹介します。

事の発端は2年前。コロナの影響で、地域が大切にされてきた運動会が2年連続で中止になりました。中止判断はやむを得ないとは言え、何かできないか。そんな想いから、大原体育振興会、大原自治連合会、大原地域社会福祉協議会からお声掛けをいただき、意見交換が始まりました。

“何をするか”だけでなく、“なぜ運動会を大切にしてきたのか”という理由についても議論を交わしました。そこで共通したのは「地域の人のつながりを感じる場になっていた」というもの。この想いを継承し、まずはコロナで家から出づらくなっていた地域の高齢者を対象とした機会を“健康”をテーマに提供できないかと形を模索し、22年3月にウォーキングを中心とした健康講座が始動しました。

健康のための生活習慣を理学療法士が解説した後、みんなでワイワイ会話をしながら地域を歩くという講座です。コロナ禍、ご近所と顔を合わせる機会も減っていたなかでの機会に、町単位で実施すると約7割程度の世帯から参加いただき、会話も運動も活気あふれる時間になりました。こうした反響から、地域主体で活動を続けていただくようになり、運動会の再開が決定した今年も通算4回目(今回)の開催が決定しました。人と人がつながり、声のかけ合いがあれば防火や防犯につながる可能性が高まるとして協力の輪は広がり、警察や消防署による特殊詐欺被害防止や防火などの話題も提供されました。会の最後には「大原全体に活動を広げていきたい」と、主体となった町内会から参加者にメッセージを発信いただくなど終始、にぎわいのある時間となりました。

今後も柔軟に形を変えながら地域の活気やつながりを支えていく活動を、ほんの少し私たちが後押しできればと願っています。

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