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「 患者様の意向を踏まえた在宅連携を目指して 」第2回 全国在宅医療医歯薬連合会全国大会 参加レポート

5月26日、27日の2日間 全国在宅医療医歯薬連合会全国大会 が開催されました。患者様の在宅療養生活を24時間365日体制でサポートしている 大原在宅診療所 のスタッフも参加しました。
「 みんなで織りなすチーム医療 多職種協働の推進 」をテーマに繰り広げられた関係者の熱を帯びた発表や議論には、今後につながる様々な収穫があったようです。当日の参加者を代表し、大原在宅診療所 看護師の感想をご紹介しています。よろしければご覧ください。

全国からたくさん方が出席されていました。いろいろなシンポジウムがある中で、少ししか参加はできませんでしたが、全体的に多職種連携が大切であり、どのように連携しているかなどが活発に意見交換されていました。その中で印象に残った分を報告します。

 

在宅の連携は、同じ場所にいないので、すぐに情報を共有することは難しい。しかし、利用者様のよりよい在宅生活を支えるためには、情報共有することが大切であり、そのために、いろいろなネットワークを地域で構築したり、SNSなども利用されています。また、超高齢化社会に突入し、人手不足の問題などもあり、会議などの顔の見えるネットワーク作りも工夫が必要になってきているようです。

 

多職種のみならず、病診連携において、救急の場で高齢者の治療に対し、搬送されてきた方の状況が解らず、治療をどこまでどのようにしたら良いかなど困る場面も多いとの話がありました。これは、当診療所においても直接関わる問題かと思います。

病名、薬のみならず、患者様の背景や希望などを踏まえた、全人的情報が救急の場でも必要という事です。医療機関によっては、スタッフが搬送先に同行するなどの工夫もされているようです。当診療所では、体制的にこの方法はそぐわないと思いますが、何かしらの工夫はできると思います。今後、みんなで検討したいと思います。

 

また、患者様の応対に際し、本人の意思が十分に医療、介護に反映されていないケースも多いとの話がありました。本人の理解不足などにより、ついつい、家族などへの説明が主体となるケースが多いとのことです。

それに対し、早い段階から本人の希望を確認しておくことや本人の理解度を確認し、理解度に応じた説明、希望の確認が必要とのことでした。私たちも十分留意し応対していきたいと思います。

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