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社会で役割を果たし、自分らしく生きる!( 生き方探究・チャレンジ体験 )

京都市内の中学生6名が社会体験の一環としてご来院されました。今回の来所は京都市内の中学校で平成12年度よりから取り組まれる「生き方探究・チャレンジ体験」推進事業の一環です。延べ4日間に渡り、当院の若手職員らと帯同しながら医療・介護・リハビリテーションの現場を体験いただきました。

2日目は高齢者体験装具を装着し、高齢者疑似体験に取り組まれました。体の動きや視界、聴力、手の感覚に制限を加えた状態で、廊下や階段を歩いたり、お箸でものを掴んだり、字を書くなど普段は何気なくやっている動作を体験されました。

「(体が重く)ちょっと歩いただけやけど体が疲れた」

「(視界せまいので)歩く時も下(足元)ばっかり見てしまう」

「(手袋で手の感覚が鈍く)なんかお箸がうまく使えないし、掴みにくい」

様々な感想が会話の中で聞かれました。普段とは全く異なる感覚を体験いただけたようです。

京都市では、社会の中で自分の役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現していくことができるようにする「生き方探究教育(キャリア教育)」を推進されています。

今回の体験活動はその重要な柱の一つであり、地域、社会との関わりの中で、自らの在り方と生き方を考えるかけがえのない機会として継続されています。

当院も京都市内に居を構える事業者として、継続的に受け入れています。参加された生徒さんは「 まだ、将来の夢はわからない 」とのことでしたが、大きな将来の可能性の中の一つの生き方として医療・介護・リハビリテーションに関心を抱いてもらえるきっかけになることを願っています。

 

 

 

◆ 生き方探究・チャレンジ体験とは?

詳しくはこちら(京都市教育委員会ウェブサイト)

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