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【介護の日研修会】家族の思いを知る~コロナ禍を経験し、今私たちに求められていること~

11月10日、介護について理解と認識を深めること等を目的に定められた「介護の日(11月11日)」を機会に、職員対象の研修会を開催。多職種総勢108名が参加しました。

テーマは「家族の思いを知る~コロナ禍を経験し、今私たちに求められていること~」。「認知症の人と家族の会」より、小笹佳会子様をお招きし、コロナ禍の経験を家族の立場からお話しいただきました。

小笹様はご家族が認知症になられたことを機に家族の会に入会され、数年前から世話人として活動されています。つい最近看取ることとなりましたが、当グループを14年という長きに渡り家族として関わっていただいていたご縁もあります。講演の当初にまずそのことについての感謝と、当グループを選んでよかった旨のお話をいただきました。

その後、家族の会に寄せられた声や、家族としてコロナ禍での苦悩や感じたことをお話いただきました。コロナによって、「今まで当たり前にできていたことができなくなった」ということは在宅・施設とも共通した苦悩であり、「本人は元気だが家族が濃厚接触者となりサービスが受けられない」、「面会禁止で会えたのは転所の時だけ」等が具体的な声でした。特に認知症の方の家族にとって、「家族と認識できる間の時間」は貴重であり、それが奪われたという悲しみ、苛立ち、怒りは計り知れないものがあること、コロナ禍で認知症状が進行した方や、認知症の症状が出始めた方がおられたとも伺いました。そんな中、患者様、利用者様にとっての「会えない」、職員にとっての「会わせることができない」という葛藤がオンライン面会やシート越し面会の実現に繋がり、家族にとって画期的で非常に喜ばしいことであったそうです。

お話を伺った後グループワークを行いました。「お話を伺い何を感じたか」、「これから患者様・利用者様、家族様にできることは何か」の2点について、会場内とブレイクアウトルームにて意見交換をし、数グループに発表してもらいました。

発表の中で、「ご利用者を想うご家族の想いの深さや絆を知った」、「ご家族の気持ちよりも職員は感染拡大防止を重要視し過ぎていたのではと考えさせられた」、「面会時に利用者様が日々どう過ごされているかを専門職として伝えたい」など活発に意見が交わされました。

職員は自身が罹患しない、職場から陽性者を出さないということを重大な使命として考えていましたが、お話を通して相手の立場に立って考える、抱えている気持ちを想像し寄り添うということの大切さを、研修を通じて再認識しました。小笹様は「介護は合わせ鏡、まずは職員さん自身が笑顔でいてほしい」とおっしゃりした。私たちは今後も小笹様に選んでいただいた時、そして看送った時のように、一人ひとりに寄り添い笑顔で関わっていくことが求められていることを再認識する研修会になりました。

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