「リハビリテーションのその先へ」児玉 万実|御所南リハビリテーションクリニック 院長
こんにちは。御所南リハビリテーションクリニックの児玉です。
京都大原記念病院グループの外来部門として御所南リハビリテーションクリニックを開院してから早7年目を迎えることができました。当院は多くの先生方にご協力をいただき、連携を図りながら、様々な患者さまのニーズにお応えすべく診療しております。私たちと一緒に当院で診療してくださっている30名もの大学病院や日赤病院の先生方に深く感謝申し上げます。
脳卒中や整形疾患の発症直後の方から、生活期の方、パーキンソン病に代表される神経変性疾患の方、復学、復職を目指す方まで、一人一人その方の目標に合わせたリハビリテーションプログラムを提供し、患者さまの機能改善を目的としています。
そして、そのリハビリテーションの効果を最大限引き出すために、プレコンディションを重視して診療することが大切であると考えています。
プレコンディションでリハビリ効果が上がることを実感
プレコンディションとは患者さんの栄養状態の改善、痙縮の改善、疼痛コントロール、装具見直し、大脳における半球間抑制のバランスを整える(経頭蓋磁気刺激)などです。これらを整えることでリハビリテーションの効果が飛躍的に上がることを実感しています。
特に当院は脳卒中後遺症である手足のつっぱり(痙縮)に対するボツリヌス療法の症例数は全国でもトップクラスです。このボツリヌス療法を行いながらリハビリテーション、そして自主訓練をしっかりと行うことで、可動域が改善される方が多くいらっしゃいます。手足のつっぱりでお悩みの方はご相談ください。
諦めず取り組む過程がリハビリテーションの本質
日々診療していますと、具体的な目標をお持ちの方はどんどん良くなっておられる印象があります。夏に海外旅行に行きたい。春にハイキングに行きたい。趣味のカメラを再開したい。ゴルフをしたい。などなど無理だと諦めずに前向きに取り組む過程こそが『リハビリテーション』の本質であると考えています。
完全に元どおりになることは難しいことかもしれません。ですが『小さなできた!』を見つけて、ご自分と向きあうことが出来る方は、例え元どおりになることが難しくても、充実した日々をお過ごしのように思います。
不自由があっても海外旅行に行けたお話、ゴルフのスコアが上がったお話などを聞かせて頂くたびにとても勇気づけられています。ぜひ、リハビリテーションのその先の目標を設定してみてください。リハビリテーションはマッサージのように『してもらうもの』ではなく『自分ですること』が何よりも大切です。私たちがそのお手伝いをさせて頂きます。
※要支援以上の要介護認定をお持ちの場合は、医療保険でのリハビリテーションに制限がございます。詳細はお問い合わせください。
【profile】
児玉 万実(こだま・まみ)
|主な略歴|
京都市生まれ
獨協医科大学卒業
平成15年 京都府立医科大第一内科、与謝の海病院、松下記念病院で研修医、内科レジデント
平成18年 京都大原記念病院にて急性期病棟で勤務
平成25年 御所南リハビリテーションクリニック勤務
平成27年 京都府立医科大学リハビリテーション医学教室にて助教
平成30年 御所南リハビリテーションクリニック院長
|認定医・専門医|
日本内科学会認定医
日本リハビリテーション医学会認定医・専門医
平成24年~A型ボツリヌス療法認定医
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