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「いきいき茨城ゆめ国体2019」に出場決定!博寿苑 介護職 松本勇介さんの応援をよろしくお願いします!

介護老人保健施設博寿苑で介護職として働く松本勇介(25)さん(以下、松本)が、9月28日から茨城県で開催される「いきいき茨城ゆめ国体2019」に相撲の京都府代表メンバーとして出場します。松本さんは、奈良県出身。小・中学校と地元の公立校を経て、高校から京都の名門鳥羽高校に入学、同志社大学を経て2017年の春から京都大原記念病院グループで介護職として働いています。

  • 恵まれた体格に周囲も期待

  • 格上の胸を借りて実力伸ばし、結果を残した学生時代

松本が相撲を始めたのは小学校3年生の頃。背が高くて体が大きかった(後に、小学校6年生で175cmとなるほど)ことから、熱心な人に勧められ、相撲未経験のままわんぱく相撲に出場した。体だけで勝ちはしたものの、最終的に経験者に敗れた。その時の様子に興味を持ったのは母親だった。大相撲で「角界の松平健」として人気者だった立浪親方(元旭豊関)と親交があり、親方の勧めもあって、相撲道場へ通い始め、本格的に相撲に取り組み始めた。それを機に小学生の全国大会にあたるJOC(Junior Olympic Cup)への出場を果たすなど実力を着実に伸ばした。

中学校進学後は、道場内には稽古相手がいなくなり高校生の胸を借りて稽古を重ねて実力を伸ばし、全国大会にも1年生の頃から出場するまでになった。相撲を本格的に始めるきっかけとなった立浪親方からは「(行く行くのプロ入りを視野に入れて)学校には相撲部屋から通ったらいい」と誘いもあったそうだが、大学まで行きたい気持ちがあり高校進学を選択した。

本人曰く、これまでの人生で一番、相撲中心の生活だったのは京都の名門 府立鳥羽高校での3年間だった。高校進学時点では、近畿、四国、関東など、各方面の高校からの誘いもあったが、大学進学も見据えて同校を選択した。高校相撲においては、夏のインターハイ、秋の国体、そして高等学校金沢相撲大会が三大全国大会。いずれの大会にも出場し、同金沢大会では団体3位入賞を果たした。

同志社大学へ進学後は、法学部に籍を置き、文武両道を目指して相撲部に所属し、寮生活を送った。高校までが近畿や関東など、ブロック大会制になっているが大学は西日本と東日本と2分されての大会が開催される。1年生の時に出場した西日本学生相撲新人選手権大会では、個人の部で準優勝の成績をおさめた。その時、決勝であたったのは現在、角界で徐々に頭角を現し人気者となってきた小兵の炎鵬関(宮城野部屋)だった。大学では副主将を務めたほか、全国学生相撲個人体重別選手権大会では無差別級の部で5位入賞を果たした。

輝かしい経歴。普通なら武勇伝を語りたくなりそうなものだが、当の本人は成績には全くこだわりがないようだ。質問についても「あれ、、、どうだったかな。思い出せない。あ、そうそう。たしか・・・。」とようやく思い出しながら教えてくれた。

  • 利用者とのコミュニケーション、体力

  • 培った経験が介護現場で活きる

日々の介護の仕事については、入職前、介護の仕事は「自分に本当に(介護という仕事は)合うだろうか。」と心配も大きかった。しかし、いざ入ってみるといい意味でイメージのギャップがあった。いわゆる寝たきりの利用者が多い現場を想像していたが、いざ現場に出ると職員の手を借りるなどしながらでも主体的にいろんな活動をされる利用者の姿が多く驚いたそうだ。

現場ではこれまで相撲生活を通して、年上の方とコミュニケーションを取る機会が多かった。それもあってか、利用者との会話についてはスムーズに参加できた。今でも自分からは言わないが、大きな身体を見た利用者から「あんた相撲やってんのか?」と利用者からもよく声を掛けられる。利用者の世代から「大きな体=相撲・力士」とイメージが直結しやすいのか、とてもよい話題にもなっているそうだ。当然、体力を要する介護の仕事に、相撲で培った体力も発揮されている。

2017年関連施設のイベントで四股を披露する松本

社会人になってからは相撲を中心とした生活からは様変わりした。仕事をしながらできる範囲の稽古を続けている。京都大原記念病院グループには、相撲経験のある職員が複数名いたこともあり2017年に相撲部が創設された。アマチュア現役選手としては最高位となる6段の職員が1名、松本さんを含む3段の職員が3名の合計4名で始動している。現在の稽古は日々の業務をこなしつつ、京都大学相撲部の土俵を借りて月1、2回取り組んでいる。部の活動としては、練習だけでなくグループの介護施設などで取り組みを披露したり、一部の職員は「ちゃんこ鍋」を披露するなどもしている。この時もとても盛り上がる。

 

  • 京都府相撲選手権大会 個人優勝!関西相撲選手権大会 団体第三位!

  • 国体でも精一杯チームへの貢献を目指します。

8月25日(日)には、同じく部員の鳥本大智さん(京都大原記念病院 所属)とともに第52回 関西相撲選手権大会に出場し、団体で第三位に入賞した。また9月1日に開催された京都府相撲選手権では個人の部で優勝を果たした。これを追い風に国体へ京都代表チームのメンバーとして参加する。

最後に抱負を聞いた。「学生としての出場は経験があるものの、社会人となってからは初めての参加。国体は例年レベルが高い。できる限りをつくして、チームに貢献できるように頑張ります!」

皆さん、ぜひ応援をよろしくお願いいたします!

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