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地元 京都大原学院6年生が職場体験に。

6月28日から3日間、京都大原学院6年生の生徒さんが、特別養護老人ホーム大原ホームでの職場体験に取り組まれました。

同校は「大原のゆとりある心を自信を持って伝えられる子に!」を教育目標に掲げ、地域・学校が一体になって運営する小中一貫のコミュニティスクールです。小学校1年生から9年生(中学3年生)までの9年間で「大人になる科」と称して、地域と関わる様々な活動を展開されています。今回の職場体験もその一環、「地域の事業所で働く人の願いや思いを探ろう」をテーマとする大原探究学習として来所されました。

1人で勇気をもって飛び込んで来られた生徒さん。大人(介護職ら)からのオリエンテーションの後は、ご利用者との会話や、一緒に切り紙をしたり、体操をしたりして過ごされました。慣れない環境での3日間に「緊張して、とても疲れた」と正直な想いを覗かせつつも、「介護の現場は大変だと思ったけど、看護師さんも、介護士さんもやさしかった」と現場職員のぬくもりを感じてくださったようでした。引率した職員からは総括として、「日々ご利用者と接しているといつもの声掛けにほんの少し違う反応を見せて下さる時がある。それが私たちは嬉しいし、たまらないんです」と想いを紹介しました。限られた時間での体験となりましたが、生徒さんにとって何かを感じる時間になれば嬉しく思います。

2023年春、本体験とは別に同校を訪ねました。関係者は、同校を通じて子供たちに育まれる「地域への愛着が何にも代えがたい誇り」と聞かせてくださいました。

同校の生徒数は全約90名と、決して多くはありません。かつては小学校と、中学校が独立しており、少子化の波に市中の公立校と合併の話が浮上したこともあるほどです。しかし、当時、地元住民を中心に「子供たちの声は地域の灯。絶やしてはいけない」と声を上げ、現在の小中一貫の京都大原学院として2009年に生まれ変わりました。まさに地域の想いが立ち上げたともいえる同校の歩みは開設10周年事業の一環で発刊された書籍「里の力で学校は残った: 小中一貫教育校 京都大原学院の挑戦(宮﨑裕子著)」でもまとめられています。現在、学校だけでなく保育園(小野山わらんべ)や子育てするママ同士のコミュニティ(ぴーちくぱーちく)が集まり、0歳から15歳までの子供たちと保護者のなかに、地域への愛着が自然と育まれているそうです。こうした設立背景や、ユニークな英語教育活動などは全国からの注目も高く、多くの視察団が訪れています。当グループも大原探究の受入だけでなく、多面的な関わりのなかで地域や子供たちにとってプラスになる活動の幅を広げて行きたいと考えています。

「大人になる科」の集大成。地元の大人に向けたプレゼンテーション「大原提言(21年度)」の一幕

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