自宅療養を24時間支援、大原在宅診療所のご紹介!
こんにちは、京都大原記念病院グループ 往診専門診療所(大原在宅診療所)です。
今回は当診療所について、少しご紹介させていただきたいと思います。
「 いつまでも住み慣れた自宅で過ごしたい 」
このような想いの方々の自宅療養を24時間365日体制でサポートしているのが京都大原記念病院グループ 往診専門診療所(以下、診療所) です。何らかの病気により受診は必要なものの病院まで通うのが難しくなった方や、自宅で医療的処置が必要な方などの自宅に医師が訪問し、日常の健康管理や、診療にあたります
【診療内容例】
定期的な医師による診療
(体温・血圧・脈拍・呼吸状態・栄養状態など)
血液検査・尿検査などの各種検査
注射・点滴などの各種処置、
褥瘡などの創傷処置
留置カテーテルの交換
薬の処方箋発行
緩和治療・疼痛管理など
指定難病患者様の対応
【可能な処置例】
胃ろう
気管切開カニューレ
在宅酸素療法
中心静脈栄養
膀胱留置カテーテル
ターミナルケア
日々の診療にあたるのは、経験豊富な14名の医師※2(非常勤を含む)と6名の看護スタッフ。ご自宅で過ごされる患者様や、グループ内関連施設等のご利用者 計約400名の診療に当たっています。今春には、新たな常勤医師として桑田克也 医師が赴任し、新たな体制でより一層の安心の提供に努めています。
診療所の訪問は大きく2つに分かれます。診療計画を立て医学管理のもと定期的に(たとえば、2週間に1回など)自宅に伺い、定期的、計画的に健康管理を行う「 訪問診療 」と、たとえば急に具合が悪くなった時などに患者様や家族様の要請に応じて診察に伺う「 往診 」があります。
往診は「 急に息が荒くなって、つらそうです。どうしたらいいでしょうか。 」など、家族様等からの電話要請に応じて対応します。診療所では、診療時間内外合わせ年間約600件(1日およそ2件)往診しています。そのうちおよそ3割が深夜対応も含めた診療時間外での対応です。
平成29年度の実績値(自宅患者様のみ)を見ると、往診607件(うち8:30~17:00の時間内428件、時間外179件)、診療時間外に患者様等からの電話相談を受けた時間外緊急ダイヤルの着信件数511件、死亡診断などの看取り9件となっています。
診療所は、在宅療養支援診療所であり、入院が必要なケースなど診療所だけで対応しきれない場合は、他の医療機関と常に連携しながら診療にあたっています。患者様やご家族にとって、日々の健康管理や、緊急時にまず相談し対応できる窓口として安心を提供できればと考えています。今年の夏には、診療所内に訪問リハビリテーション事業所を始動しました。主に診療所が主治医を担う患者様を対象とし、日常の健康管理から、自宅でのリハビリテーションまで包括的にサポートすることが狙いで、理学療法士4名体制でスタートしています。
患者様の自宅療養生活が安心して送れるものとなるよう、より多面的な関わりのなかでサポートしたいと考えております。
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