ハッピーフェイスセミナー グループ医師が講師
1月20日(土)、ウェスティン都ホテル京都にて京都府下の神経内科医を対象とした「ハッピーフェイスセミナー」が行われ、御所南リハビリテーションクリニック(以下、同院)の八木彩香医師が「パーキンソン病におけるリハビリテーション~近赤外光分析法NIRSを用いた大脳への影響の検討~」と題して講演しました。
八木医師は、パーキンソン病患者さんに対するリハビリテーションの概要を文献的考察とともに紹介し、同院にて実施しているLSVTプログラムの内容と成果について報告しました。
LSVTは、アメリカで開発されたパーキンソン病のための特別なリハビリプログラムで、協会が実施する講習を受け認定資格を取得した療法士のみが実施できます。動作の大きさに特化したBIG、声の大きさに特化したLOUDの2種類ありますが、当日はBIGについて事例を交えた報告がありました。
パーキンソン病では動作が小さくゆっくりになりやすいのですが、大きく動くことを練習する中で動作バランスやスピードが改善し、結果としてADLの向上に繋がるというものです。適度ではなく「高い努力度」で、「かなりの集中力」を保ちながら、「毎日継続」することが推奨されているため、ホーエン・ヤール分類(病状の度合い)Ⅰ~Ⅱの方に特に効果的なプログラムとされています。報告では、ゴルフのスイングフォームが改善された事例の他、車バック時の後方確認がしやすくなった事例なども挙げられました。
会場より、「わたしの担当している患者さんもクリニックに通っており、BIG後に体の動きが大きくしなやかに改善しているのを見て喜んでいる」とのお声もいただきました。
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