京都大原リクルートブログ

2017/05/30

グループホームの仕事内容とは?

介護職

こんにちは!京都大原記念病院です。

今回は、認知症の高齢者が少人数で生活する施設「グループホーム」の仕事内容についてご紹介します。

近年高齢化が進み、認知症の高齢者は増加しているため、グループホームで働くスタッフの需要は、年々増加傾向にあります。

グループホームで働くスタッフは、どのようなお仕事をしているのでしょうか。
また、お仕事で感じるやりがいとは、どんなことでしょうか。

グループホームの仕事とは?

グループホームは、病気や障害によって在宅での生活が難しい認知症の方が利用する福祉施設です。
主な役割は、「認知症の進行を和らげ、身体機能の維持を目指す」ということです。
そのため、グループホームでは、職員とご利用者が一緒に食事の準備をしたり、洗濯や掃除などを行い、なるべく家庭に近い日課を過ごすことにより、ご利用者が自分の居場所や役割を持てるよう努めます。
必要であれば食事や排泄などの介助も行います。

ご利用者が主体であるということを忘れず、家事や買い物などの生活動作を一緒に行い、そして見守ることを大切にしています。

 

グループホームの仕事内容とは?

グループホームでの仕事内容をご紹介します。

・生活援助

料理・洗濯・掃除などの家事を、ご利用者のできることに振り分けて、見守る(または一緒に行う)。

・外出援助

食事の材料や日用品などの買い物、通院・その他外出に付き添う。

・介助

必要なご利用者に、食事介助・排泄介助・入浴などの身体介助を行う。

・健康管理

バイタルチェックを行い、その日の調子を把握する。
服薬管理を行う。

・レクレーション

お茶や体操、歌を歌うなどのレクレーションやイベントを企画し、一緒に参加する。

・夜間の見守り

徘徊のあるご利用者を見守る。
トイレの付き添いやご利用者のコール対応などを行う。

・ケアプランの作成

ケアマネージャが作成。ケアプランの素案は、ご利用者の状態がよくわかっている介護スタッフが担当する。

認知症は行為の手順を忘れたりするので、ご利用者が安全に行えているかどうかの見守りが、どの業務においても大切になります。

 

グループホームの仕事のやりがいとは?

グループホームは「在宅サービス」に位置しているので、自宅に帰って行かれるご利用者もいらっしゃいますし、短期間だけのご利用者もいらっしゃいます。
在宅復帰に向けた援助を学ぶことができたり、他のサービス機関や病院との連携業務を経験することができ、コミュニケーション能力や介護職としての能力がアップします。

そして何より、自宅に帰ることができたご利用者の笑顔を見られることは、この仕事の励みとなることでしょう。
自分自身の大きな成長につながりますので、とてもやりがいのある仕事だと実感いただけるはずです。

 

「グループホームの仕事内容とは?」のまとめ

グループホームは、一人ひとりとのかかわりが深く、寄り添った援助が必要です。
そのため、担当のご利用者とのコミュニケーションがとても大切になります。
家事などの日常生活以外に、食事・排泄・身体の介助もしていく中で、ご利用者との信頼関係を築き、人と人とのつながりをより感じることが、グループホームで働く上でのやりがいと言えるでしょう。

・家庭に近い日課を過ごすことにより、症状の進行を和らげ、機能の維持を目指す
・「見守ること」を大切にしながら、生活援助・外出援助・介助・健康管理・レクレーション・夜間の見守り・ケアプランの作成を行う
・コミュニケーション能力と介護職としての能力がアップできる!
・在宅復帰へむけた援助も学べ、他のサービス機関や病院との連携も経験できる
・ご利用者の笑顔は何より自分自身の仕事の励みとなる!

 

この記事を監修した人

磯部 直文

磯部 直文 (人事部 介護職 採用担当責任者)
京都大原記念病院グループに介護職として入職。介護老人保健施設( 入所/通所リハビリ )で現場職員として約15年間従事。グループの介護職 教育担当者を務めた後、事務職へ転身。人事部 介護職採用担当責任者として、日々、学生対応にあたる。京都市認知症介護指導者。

関連記事
介護職先輩インタビュー

閉じる