京都大原リクルートブログ

2017/04/12

介護職に必要とされるセカンドキャリアとは?

介護職

こんにちは。京都大原記念病院です。
第2の人生(仕事)のことを指す「セカンドキャリア」ですが、高齢化が進む近年、介護職ではセカンドキャリアとして働くシニア世代の活躍が注目されています。
今回は、介護職におけるセカンドキャリアについてご紹介します。

 

介護職のセカンドキャリアとして活躍するシニア世代

定年退職後や、子育てが一段落した女性などが、新たな人生として今までとは違う仕事をスタートさせる「セカンドキャリア」。

近年、セカンドキャリアとして介護職に就くシニア世代が増えています。
少子高齢化による労働人口の減少が問題視されている中で、嬉しいニュースです。

「介護は力仕事が多く、若い人の仕事では?」と思われるかもしれませんが、実際に50代・60代で活躍されている方もたくさんいらっしゃいます。
最高齢では80代の方もいらっしゃるというから驚きです。

 

介護職におけるセカンドキャリアの現状とニーズ

セカンドキャリアとして介護職で活躍しているシニア世代はたくさんいます。

シニア世代が介護職を選ぶ理由は、
・やりがいのある仕事だから
・親の介護経験を活かせるから

というものが大半を占めています。
シニア世代の場合は特に、社会貢献度の高い仕事をしたいと考える傾向にあるようです。
また、実際に自分の親などを介護した経験から、その経験を活かして仕事に取り組みやすいというメリットがあります。

では、企業側が考える介護職のセカンドキャリアのニーズがどんなところにあるのでしょうか?

シニアのセカンドキャリアにおけるニーズは、何よりもご利用者との距離が近いことです。
年齢が近いことで話が合うことも多く、共感を得やすいため、ご利用者にとっても安心感があります。

人生経験が豊富だということや、育児を経験した女性などは、安全面や生活面できめ細かいサービスができるという期待から、シニア世代の「セカンドキャリアのニーズ」があるのです。

 

介護職のセカンドキャリアで必要なこと

セカンドキャリアに介護職を選ぶときに気になるのは、「資格が必要か?」ということではないでしょうか。

介護施設で働く場合、特に必要な資格はありません。

ただし、訪問介護(ホームヘルパー)の場合は「介護職員初任者研修」を修了しなければなりません。
介護職員初任者研修は、実務経験などは必要なく、だれでも受講することができます。
スクールや通信講座で受講可能で、働きながらでも学びやすい資格です。

「セカンドキャリアだから」「介護職だから」といって、かまえ過ぎる必要はありません。
必要なのは、やる気や学ぶ意欲、体力など、どの職場でも必要とされることばかりです。

 

「介護職に必要とされるセカンドキャリアとは?」のまとめ

・介護職をセカンドキャリアに選ぶ人が増えている
・活躍する50代・60代が増えている!
・やりがいのある仕事であること、介護経験が生かせることがセカンドキャリアに選ばれる理由
・ご利用者と年齢の近いシニア世代の介護で安心感が生まれる
・訪問介護(ホームヘルパー)など一部の業務をのぞき、特別必要な資格はない
・資格を取得しやすい

 

この記事を監修した人

磯部 直文

磯部 直文 (人事部 介護職 採用担当責任者)
京都大原記念病院グループに介護職として入職。介護老人保健施設( 入所/通所リハビリ )で現場職員として約15年間従事。グループの介護職 教育担当者を務めた後、事務職へ転身。人事部 介護職採用担当責任者として、日々、学生対応にあたる。京都市認知症介護指導者。

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