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2018/05/07

看護師の夜勤業務。メリット・デメリットは?

看護

こんにちは!京都大原記念病院です。

入院設備のある病院では夜勤業務は避けて通れません。
体力的にも大変な夜勤業務ですが、メリットもあります。

今回は看護師の夜勤業務について詳しくご紹介。
夜勤業務のメリットやデメリット、夜勤業務を専門に担当する夜勤専従看護師についてもお話します。

 

看護師の夜勤業務の内容や流れ

看護師の勤務時間に「日勤・夜勤」の2つの時間帯に分かれる2交代制と、「日勤・準夜勤・深夜勤」の3つの時間帯に分かれる3交代制があります。

2交代制も3交代制も勤務先の病院によって勤務時間に多少の違いはありますが、一般的には次のようなパターンが多くみられます。

 

2交代制(さらに2つのパターンがあります)

・日勤8:00~17:00、夜勤20:00~8:30と12時間ずつで交代する
・日勤8:00~17:00、夜勤16:00~9:00と、日勤8時間、夜勤16時間の勤務

3交代制

・日勤が8:00~16:45、準夜勤が16:00~24:45、深夜勤が24:00~8:45で途中に45分から1時間の休憩をはさみ実働8時間勤務

 

夜勤時の業務の流れ(2交代制の例)

16:00 出勤、夜間の点滴や内服薬の準備
16:30 日勤看護師との申し送り
17:00 患者の観察、バイタルチェック、点滴交換など
18:30 夕食の配膳、介助、食後の与薬、口腔ケア
19:00 患者の観察、バイタルチェック、点滴交換など
20:30 就寝前与薬、就寝準備
21:00 消灯、自身の夕食
22:00~4:00 病棟の巡視、記録、排泄量チェック(尿破棄)、点滴交換など
1~2時間程度交代で仮眠をとる
5:00 朝の点滴や採血の準備
6:00 起床、採血、バイタルチェック、点滴交換など
7:30 朝食の配膳、介助、食後の与薬、口腔ケア
8:00 日勤看護師との申し送り

 

夜勤での看護師の業務内容

夜勤の看護師の業務内容には下記のようなものがあります。

・ナースコールの対応
・点滴、採血、検査出しなど
・寝たきりの患者様の体位交換
・トイレ介助やおむつ交換、排泄量チェック、(尿破棄)など
・緊急入院の対応など
・夜間の急変への対応
・患者の無断外出や徘徊、点滴などの自己抜去などのトラブル対応
・病棟巡視
・日勤でやりきれなった事務処理やカルテ整理など

具合の悪い患者様の対応や、採血、点滴交換、バイタルチェックなどのルーティンワークは基本的に日勤業務と同じですが、夜勤時の方が看護師の人数が少ないため、少ない人数で的確に対応しなくてはいけません。

また夜間ならではの業務としては「巡視」があります。
1~2時間ごとに病室を回り、きちんと睡眠がとれているか、具合が悪そうではないかなど患者様の状態を確認します。

さらに、急変や点滴やドレーンなどの自己抜去などは夜間に起こりやすいトラブルとも言えます。
そのような場合に適切な処置を行ったり、必要に応じて医師に連絡をしたりと、状況を見極めるための的確な判断と行動が求められます。

 

看護師の夜勤業務のメリットとデメリットは?

看護師の夜勤業務のメリットとデメリットをご紹介します。

 

夜勤業務のメリット

・高収入
・平日の日中に休みがとりやすい
・スキルアップにつながる

夜勤業務のメリットと言えば、何と言っても高収入なことです。
夜勤手当がつくため、日勤だけの看護師よりも大幅に収入がアップします。

また、夜間にシフトが入る代わりに平日の日中にお休みがとりやすく、趣味などに時間を使いたい人には嬉しい働き方かもしれませんね。

夜勤の看護師は日勤よりも少ない人数で、夜間に起こる全てのことに対応する必要があるため、トイレ介助や採血、点滴などのルーティーンワークはもちろん、急変時の対応なども一通りこなせるスキルを身に付けることができます。

 

夜勤業務のデメリット

・生活が不規則になり体力的に辛い
・友人や家族と生活時間帯が合わない
・患者様とコミュニケーションがとりづらい

夜勤業務のデメリットはやはりその不規則な勤務時間帯でしょう。
日勤・夜勤の両方をこなしていることで睡眠や生活のリズムが不規則になってしまい、疲労が蓄積したり体調を崩してしまったりする場合があります。

夜間に働いて日中に眠るというシフトでは友人や家族と生活時間帯が合わないので、家庭や小さいお子さんがいる方には負担が大きいかもしれません。

また夜勤は、基本的に患者様は寝ている時間帯のためコミュニケーションがとりづらく、日中の様子を直接把握しづらいというデメリットもあります。

 

夜勤業務のみ担当する「夜勤専従看護師」とは?

看護師は一般的に、「日勤のみ」または「日勤と夜勤」という形で働く方がほとんどですが、夜勤業務のみ担当する「夜勤専従看護師」も存在します。

夜勤専従看護師には日勤はなく全ての勤務が夜勤となり、勤務形態は施設によりますが常勤、非常勤、アルバイトの別を問いません。過度負担の歯止めとして、日本看護協会では1カ月間の夜勤時間数の上限を144時間とすることを推奨しています。

日勤を行わない分、生活リズムは逆転してしまいますがリズムがつかみやすく、日中に自分の時間を持つこともできます。
高収入な夜勤業務のみを担当するので、少ない勤務日数でも高い給与を受け取ることができるのもメリットです。

2012年の診療報酬改定で、看護師の月平均夜勤時間を72時間以内にするという通称「72時間ルール」が制定されました。
これにより常勤看護師の夜勤時間が従来よりも抑えられ、その代わりに「72時間ルール」の適応外である夜勤専従看護師の需要が高まってきています。

 

まとめ

入院設備のある病院では必ず必要となる夜勤業務。
日勤と同じような通常の看護業務のほか、巡視や夜間におきやすい徘徊や点滴の自己抜去などのトラブル対応も業務範囲となります。

夜勤業務は夜勤手当がつくため高収入となり、スキルアップにもつながるのがメリットですが、不規則な生活のため体力的に大変で、少ない人数体制の中で夜間に起こる全てのことに対応しなくてはいけない大変さもあります。

また、夜勤業務を専門に担当する「夜勤専従看護師」という存在もあります。
近年は「72時間ルール」のため常勤看護師の夜勤業務の時間が抑えられつつあり、72時間ルールの適応外である夜勤専従看護師の需要が高まっています。

 

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興味がある方はあわせてご覧ください。

 

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この記事を監修した人

井川 玲子

井川 玲子 (京都大原記念病院グループ 看護介護部長)
※現在は同グループ ケアハウスやまびこ 施設長
看護師。足掛け41年にわたり京都第一赤十字病院および看護専門学校で専任教師・副学校長として勤務。長浜赤十字病院 看護部長を経て、平成21年4月1日より京都大原記念病院の看護介護看護部長として着任。現在にいたる。

※写真は京都”大原”の「大原女」に扮したときのもの

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